2011-07-22

均衡

均衡を保つということは、、、実は後ろ向きなことといえる。
「万物は流転する」
「時代はめぐる」
「風化する」
という言葉があるように、世の中は不変なことはない。

「だから、均衡を保つということは不断の努力の結果である!」

と力説をする人もいるが、努力をしているものだろうか?
ルーティン的な要素を欠かさず行うことを努力というのだろうが、
僕からすれば、条件反射行動を繰り返すだけであり、
それを努力というのは、寝坊しないように努力しているという
当然できることを自慢している低レベルな話に感じてしまう。
そして、新たな試みをするゆとりがなく、世の中の進みに
取り残されてしまう感が否めない。

均衡を保つ行動は今を維持するというより
世の中の流れに合わせた新しい基軸を常に求め、
そちらに変えていくことで、本当の意味での均衡に’見える’といえる。
実際にその均衡に携わる人たちの視点では
とても、現状維持とは言えない新規活動の繰り返しであり
ルーティン的な努力ではなく、
アイデア的な企画が出せるかどうかの次元になっているのである。

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