2010-04-21

勝手

かなりの多義語。
台所から便宜、暮らしぶりといろいろな意味に使われる。

勝手口
勝手にしやがれ
使い勝手のいい道具

と日常的にもいろいろな思いで使われている。

では、基幹となる語幹はなんだろうか?

漢字のままである。
勝ち手、、必勝パターン。
つまり、自分の思うような行動になり
常に期待通りの結果が得られるあり様のことである。

自分の思うように出来るというポイントから、使い勝手を導いた。
自分の思うよう行動をとるということは
他人からすれば、わがままであるから、勝手にしなさいとなる。
正門は来賓やご主人の出入りで厳かだから、
裏口のほうが気軽で思いのまま、、だから裏口を勝手口に、
その勝手口は食材の運搬に使われるので
調理場にあることになっていたので、勝手口の派生が台所になる。

上記のように
多義語には語幹からの理由と歴史がある。
これは多義語に限らず、マルチユースされる万物に言えること。

万能ナイフである10徳ナイフは、
それが用いられた環境から機能が付加され続けられた。
オールマイティーと言われる人材の過去の多くは
労務の影があったりする。

勝手のいいものにはそれなりの理由と過去があるのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿