2012-06-26

正弦


正弦定理、、いわゆる三角関数について、どれだけ覚えているだろうか?
かくいう自分も全く理解できていない部類にはいるレベルだろうし、
多くの人々は三角関数を理解しなくても生活に支障はない社会になっている。

知識のコモディティ化は
結果的に、知識理解をしなくても済む世界になっている。
自分が理解しなくても、
それを理解したがる人、
それでビジネスをする人が存在して、
それを誰かが行ってくれて出てくる結果だけを享受できればいいというマインドに
人々を導いている。
自分は自分のできること、好きなことをという感覚が横行しているのも事実。

専門知識、技能を深化が顕著で、
下手に理解すると生兵法になりかねない。
だから、自分は自分のできるところを、、なんて言ってきた。

しかし、技術の進化、深化といえども
三角関数の正弦、余弦、正接、を理解することは
そう深化しているということではないらしく、
外国のエンジニアは計算できて当たり前というレベルらしい。
逆に、これを理解せずに今行っている仕事がよくできているなって表現も出てくる。

これは三角関数だけにあらず、
技術が専門的や難しいといって、
他力本願に享受されていたツケは
じわじわと日本の学力、、強いてはモノづくりの基礎たる技術力低下を導いていることは
言わずもがな、、
「勉強しておけばよかった、」
ではなく、
「今からでも勉強しなくては!」
という感覚が今後問われるといえる。

世間では、大人の数学ドリルが売れ始めているのは
ある意味、必然的なことかもしれないね。

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