2011-09-01

助舟

打ち合わせをしている際に、
劣勢側を支援するつもりで議論に割ってはいる行為をさしたりするが、
多くの場合、いらぬおせっかいになりかねない。

助け舟は基本、助けたいという思いであり、
助けられた思いと一致するとは限らない。

最近では打ち合わせの手引き、how to の書籍が乱刷されているどころか
内容は他の本の反対を書くことで自分の内容の正当性、売り上げを意識しているせいで
打ち合わせの進め方の思いが乱立している。

あえて、劣勢ゆえに開き直るやり方を行うとしているときに
助け舟を出して、かえって自分の思惑通りにならないことになった場合、
相手は助けてやったつもりでも
こっちとしては、「なんてことをしてくれたんだ」
と相反する気持ちになってしまう。

助け舟のような、親切行為は現代社会においては反対に作用してしまうことが多く
あまり他人に干渉しないことのほうが、互いに安全と思うべきだ。
人によっては自分の都合で、助けてくれないって騒ぐが
助けてもらう状況に陥った自分の無力さを恥じて禊の代償を払うべきが
自然の摂理だと思うのだが、そうではない日本の変な思想が恐ろしくてたまらない。

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