火災を食い止めるという意味だが
現代では、悪化した仕事を片付けるために人的投入されることだろう。
火消しは能力が高い人材に白羽の矢が立つことが多い。
そして、これが日本において能力主義を逆転させている温床である。
日本は連帯責任を重視する、いわゆる無責任国家だ。
そのため、火消しを行う際に、
原因である人材への糾弾より先に
有能な人材を火消し要員として集めることが多い。
実はそれが問題である。
火消し要員がくると、
悪化させた人材は居場所を失う。
その人材は、そこから抜けていくのだが、
その人材にも原価がかかるので、
売上を上げようと新しい仕事につけてしまう。
新しい仕事だから、
今までと違うという認識で、仕事に当たるが
結局、反省や禊ぎをしてない人材ゆえ結果
また仕事を悪化させてしまう。
そして、また、火消しを終わらせた人材が
その悪化をまた
今までの火消しの実績をもとにされて
火消しを行うということになる。
仕事は無限ループになるのである。
有能だから、ステップアップするという夢は
その会社のビジネスのやり方ひとつで、
夢に人偏がつく、、、儚(はかな)いものになる。
「あの会社は社員に優しい」
という会社はえてして、有能な人材には冷たい、
なぜなら、無能な社員を甘やかす温床を維持するために
有能な人材を生贄にしているからだといえる。
少なくても、賞罰必須、
無能な結果に対しては必ず罰を与えないとならない。
これが、人材を確保する経営だと思う。
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