食材を加工し、料理を作る過程あるいは行為。
調理に対して、飽食日本人は大きく勘違いしていることがある。
調理はおいしくすることではなく、食べられるようにすることだ。
目的を勘違いしすぎである。
それにより、おかしな発言をしているのが耳障りだ。
「こんな調理ではおいしくない」
、、、、おいしくするのは別の問題だ。
郷土料理について考えてほしい。今となってはおいしいと思われているが
ほぼ飢えをしのぐために行われた調理の結果だ。
~青物がない冬、野菜類を食べるために煮込んだ鍋やホウトウなど
~腐ってしまわないように乾燥やあえて乳酸発酵させたもの
~そのまま食べると毒やえぐみが強いので、解体や他の食材と掛け合わせ
など、そのままでは食べられないものを調理という活動で食べられるようにしてきた。
今のようになんでも食べられるから、調理の意味を見失っていることは
過去からすれば、極楽のような生活なのだろうな。
食べ物への感謝というより
飢えずに生き抜く調理を行ってきた先人たちへの感謝といえるのでは?
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