2015-12-04

旅路

旅をして行く道筋。
でも、旅路という表現には、死を意味することがある。
これは日本語だけではないみたいで
go
という単語の真意は、発言者の元から人が離れていくことを指し
離れた結果の最終形が死であり、goneという表現の裏には死が潜んでいるそうだ。

一昔前は
通信連絡手段が限られ
連絡先の所在、戸籍も画一的なかったり
交通安全がほとんど保証されていない
という状況では、旅というものは命の危険があり、
旅立つときはある意味、今生の別れかもしれないといえよう。

昨今、旅行ブームで国内外いろいろと行けるようになっているが
その背景には、旅路を保証するいろいろな社会基盤が挙げられる。

ちょっと前までの考え方では
旅路の果てで息絶えてしまったといわれても、
それは旅立つ決断した自らの責任であり、
この考え方は安全といわれる今でも忘れてはいけない前提条件だと僕は思う。
事故があると旅行に関わる企業体を責めるが、
その旅行に行こうとしたこと自らの責任はいったいどこにやら、、


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