2015-12-24

香辛

植物から採取され、調理の際に香りや辛味、色をだすこと。
英語で言えば、spice で、その物質群は spices といえる。

料理において、香辛をまとうことは当たり前になっている現代。
入っていない料理など料理ではないというかもしれない。
しかし、根本を考え直せば
元の味が知り、それよりもっと美味くなるから香辛を行うわけであり、
元の味を知らずに食べ続けるのはどうなんだろう。

現代人に多い味覚障害。
近代までその概念すらない症状といわれる。
それは、どんどん高刺激な香辛を求めた結果
何も感じられなくなってしまったということ。
本来感じるべき、元はどんな味なのかを気づかずに。

クリスマスから年末年始
いろいろな美味を口にする時期だが、
食べすぎ、呑みすぎという話以前に
その食材のもともとの味やそれをいかに調理したのかを考えそれに感謝する。
本来、そういうものが謝肉祭などの祭りの意味であったことを思わないから
経済、社会が熟成していかない日本と思ってないらない。

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