2015-11-06

演奏

音楽を現実に音として響かせる行為。
結構、奥が深い言葉だ。
楽器から音を出す、それは「鳴らす」
楽器を操る、それは「引く、拭く、打つ」
そして楽器から美音をだす、それが「奏でる」といえる。

科学的なところでは、楽器から空気振動を起こせばそれは音になるが
それを感性の世界で耳触りのいい音とするのは
科学領域でいくら説明しても、理解しづらい。
まして、モーツァルトのEine kleine Nachtmusikなんて、
作曲当時は理解できるレベルではなかったわけであり、
それを後付のように科学で説明しても、、と思う。

奏でて演じるということは
演じるためには、対象は何を模したことで演じるになるのか
それを楽器で行うということは
絶対音感を持たない僕には理解できないが
それはすごいことだとはわかり
たぶん
Eine kleine Nachtmusik
を初聴して訳も分からず興奮した当時の大衆、、
(もっとも、大衆といっても貴族しかモーツァルトは聞けなかったが)
と同じ感覚だと思ってしまう。


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