2013-06-27

良物

「自分たちの良い物を残しておこう!」
実に耳障りな発言といえる。

良い物であるかどうか、
時の権力者が決めるもので
過去、負け組の人間の発想ではない。
逆に、それをいいものというから、負け組になるわけであり、
良い物ではないということだ。

今の日本の古美術、
あたかも日本は昔から良い物を作っていた、、と勘違いしている。
日本の古美術はどんどん安く売り
外国産のものを買い漁った。
先進国産=良い物としていた。

その中、先進国側のフェノロサにより、
日本の古美術が評価されてきているわけであり、
自分たちの判断ではないところがある。

買収された側の企業の社員が
「自分たちのいいところを新しい会社に」
なんていうが、そういう発想だから買収されたということを忘れている。

どうも日本人は部分最適、自己判断を従うが
良い物なんてものは、それを持つもの依存である自覚を高めるべきだ。

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