2012-05-10

短刀


小御所会議の御所警備にまわっていた西郷隆盛(薩摩)が
一言「短刀一本でかたづきもす」と語ったといわれている。
その言葉の重みと実行力から、紛糾する会議の議題、
摂政・関白・将軍職の廃止が決まったとされる

僕はこれは事実だと思うし、これが真実だといえる。

摂政・関白・将軍職の廃止ということは
今でいえば、国家、内閣という国体をすべてやめるという大きなことだ。

そのような大きなことは議論に議論を重ねて、、
という輩が多く、当たり前のように言われるが、
議論すれば議論するほど、決まらないということは
今日の国会運営、各会社、組合の会議をみればわかること。

会議では決まらないといえる。
決める要素は結論で言えば、保身である。
議論するということは、自分の利権を守ることを主張して
互いが譲らないのが常である。

利権が利権である以上、この社会では難しい。
でも、利権を受け取る存在そのものの危機が迫れば、、
それが西郷の短刀発言である。

そんな暴力的とかいうかもしれないが
社会秩序の安定には必ず、武力、そしてその実行力が伴うことで
抑止力が芽生え、利権の主張を抑えられる。
今までの、米ソ対立もそこにあったと言い切れる。

短刀発言で、国体を変えた西郷隆盛、、、そして西南戦争の首魁、、
でも、その後、上野に銅像が作られる。

うーーん、
やっていることは反社会勢力の武闘派テロリストなんだけど、
後になって賞賛される社会、それが日本って感じる。

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