巷で騒がれている、倫理委員会。
倫理とは社会慣習として成立している行為規範のことであるが、
法律と倫理とでどっちが上か?という概念にぶつかる。
自然法という見解ならば、倫理だろうが
今の価値観が多様化している社会に慣習や自然法が成り立つのだろうか?
統治政治学を修めた僕としては
現代の倫理とは倫理ではなく、流行ではないか思う。
あいつは悪い人って言われているからという噂が
倫理観とみなされてしまっているような状態。
無実と法手続き的に証明されても、
怪しいという固定概念につくられた倫理観で社会が動いてるならば
法律もあったものではない。
まして、法律と違い定義がされていない倫理観では
「あいつは自分の倫理観と異なるからダメ」
って言い始めて、
「そう言っているあいつこそ、自分の倫理観にあわないからこそ駄目だ」
倫理観というもので、猜疑心のスパイラルを起こす。
人として正しいと生き方を求めるはずの倫理観が
結局、他人を悪とみなす術になっている現代社会、、、
ある意味、、滑稽で社会秩序のゆがみがあらわになってきていると思ってならない。
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