例えば、
「そこのキーボードとマウスを使っていいから、メール出しておいて」
この言葉を1960年代にしたら、、
鍵盤と鼠を使って手紙を出す?
外来語だけではない。
「快速に乗るために急いだら、携帯と折りたたみを忘れた」
という文章を補うと
「快速電車へ駅で乗車するために急いで家を出たら
携帯電話と折りたたみ傘を忘れた」
となる。
時代とともに言葉が進化するということはわかるが
実際のところは進化というより
本来の意味が変わって、なおかつ略されることで
別の意味になって流行ることではないかと感じる。
それは近代の言葉の傾向というより
日本人の傾向だろう。
ありがとう
という言葉。
感謝の意味で使われるが、
本来は、有り難し、
めったにありえない貴重なこと
という状況表現。
それが自分という卑下すべき存在に行ってもらうという
喜びの表現に転化されて、有り難しがありがとうになっている。
日本語は進化しているのではなく
省略と流行で成り立っているといえよう。
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