2012-10-24

難読

読めたらすごい、読みづらい言葉。

平仄がその例だ、ひょうそくと読む。


「平仄を整える」と言う使われ方をし、「てにをはを整える」の意味になる。
「平仄する」という使われ方もして、「矛盾点を訂正する」の意味になる。

読者のなかで、読めた人、そして、上記2つの意味を理解していた人は
とても少ないと思われる。

この状況で、僕がこの平仄という言葉を、文中、および会話のなかで使用したら
現代人は
「なにちんぷんかんぷん、言ってるの?」
「日本語になってねーー」
とクレームがくるだろう。

悲しいかな、
クレームされる発言、文章こそ
てにおはができていなかったり
日本語を知らないほうが、日本語を語っている内容だったり
している。

正しく難解な言葉を理解し会得することは
以前であれば、敬意にされるが
現代は、倦厭される対象になり、
割に合わないようである。

こうして、効率化のもと、
言葉や表現は衰退していくのだろうと思ってしまう。


0 件のコメント:

コメントを投稿