2012-10-18

炭化

炭を作る、
この概念は現代人においては、全く理解できない行為になっているが、
省エネ、エネルギーの大切さを声高に言っている昨今、
炭作りについて、温故知新すべきと思う。

科学的に言えば
物質を加熱する際に、酸素の供給を遮断して
燃焼させずに行うことである。

出来上がった木炭、石炭は
燃焼しないから、長時間熱を帯びることが可能な存在になり
人の生活における、熱量供給物、燃料になる。
また、竹炭は材質上、燃料にはならないが
その材質ゆえ、浄化作用物として多岐に用いられている。

炭を作る行為は
ある意味単純だが根気のいるいる行為である。
長い間、熱いところで、ただ見ている。

現代人が無駄や効率化で、炭、そして炭作りをなくしていった。
その成長が今の発展を導いているが
炭を使っていた期間と使わなくなった今の期間では
1000年近いの差がある。
1000年もの間に何もしてこなかったという指摘と同時に
炭が最適だったのではないかという視点もある。

もしかしたら、炭には何かあるのではという思いで
少し調べたり、、火鉢に興味をしめてしまう気持ちになっている。

0 件のコメント:

コメントを投稿