けがれのない清浄なこと
それが転じて
建築では
一本の木から取れるつなぎ目のない材木
服飾では
表裏同色の無地の共布で仕立てた長着
という意味になっている。
無垢、、漢字的にいえば、垢(アカ)がないという意味になり、
純度が極めて高いでの理解だろう。
だから、上記の派生転用になっているといえる。
純度が高いことが価値の証であり、
ただ純度が高いと言わず、その純度の高さは
反対の意味へ打ち消すことでその立証に充てている実に意味深い表現だ。
その意味深さも外国の言葉と同じ意味のようで解釈が違うことがある。
白無垢とは花嫁衣装であり、
ウェディングドレスと双璧であり、
花嫁=白 という意味を導いている。
しかし、その意味合いが両衣装異なるそうだ。
ウェディングドレスの意味は
何色にも染まっていない白であるから
これから、伴侶の色に染まる決意である。
対して、白無垢はそもそも
死に装束(切腹時は白いものを着る日本の習慣)
であり、この家に一生捧げるという決意の意味だそうだ。
純度の価値を
これからいくらでも加工できるという外国の発想と
純度が高いことを維持し続ける日本の無垢の発想。
結果的に、価値は認めていてもその意味合い、用途が異なることが読み取れている。
外国のre;発想 (リストラ、リサイクルで価値の創設)
日本の保全発想 (維持、保全で今のままを永続的)
の根源をここに見ることができるともいえるなあ。
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