2009-03-12

誤謬

言葉としては耳慣れない単語だけど、意味は

論証の過程に論理的または形式的な明らかな瑕疵があり、
その論証が全体として妥当でないこと

つまり、論理構成破綻。

結構、多くの身の回りの環境で見受けられることが多くなってきている。
多くなってきている理由は
・企業活動のアカウンタビリティー
・自己主張の台頭による他人との権利争奪多様化
・メール、ブログ、SNS等の簡易更新技術の発達による表現活動の頒布
と論理をあらわす機会が増えているのに
その論理を検証、推敲する過程が極めて薄いからだ。

ちょっと聞くと正しそうだけど、誤謬のことは多い。

企業活動のコストカット行為は
企業存亡のために支出を下げるという論理だろうが、
ステークホルダー全体のインカムを下げて、
結果、企業の売り上げの低下を導く。

企業の増員計画を
社員を増やせば、活動の自由の多様化で質が上がるという論理だろうが
会社の資産(得てして固定数) / 社員という構図から
社員教育費肥大の抑制
個々人への会社からの福利、管理の希薄化
を導き、既存の社員の帰属意識、モチベーションの低下を導き
逆に社員減になる。

上記のことは、合成の誤謬という表現で
先人たち経験で導かれている。

アカウンタビリティーという論理説明はとても重要。
だからこそ、それに見合う論理の検証、推敲を絶えず意識することが
誤謬対策かつ、本当の説明能力ではないかと思っている。

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