2009-03-05

発酵

人間が人間らしい証拠の行為。

発酵は微生物の呼吸行為。
ちなみに呼吸とは息をするということではなく、
エネルギーを作り出す代謝行為のことである。

その微生物の呼吸は
代謝過程で別のものに変えてしまうのだが、
多く場合は腐敗を呼ぶのだが、
その中で人間の生活エネルギーに変えやすい
簡単にいえば、おいしいものを見つけたこと
そして、その微生物の呼吸行為を人為的行わせることが
人間たる所以と感じる。

これは、地域に関係なく
人間ゆえに行ってきたといえる。
チーズ
ヨーグルト
ワイン
ビール
納豆
醤(味噌)
と世界中のあらゆる食材は発酵から成り立っている。

そして、その発酵から人間を例える表現も多く、
円熟、寝かせてきたという風に
年月の発酵期間が深みとされている表現が多い。

そういう視点に立ち、
発酵的な管理がいいのかもしれない。
毎日の湿度、温度という外気管理を徹底するが、
決して発酵している微生物たる現場のものに手を入れない。
そんな管理が人間がすべき管理なのかなあって思うときがある。

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