丼は井戸の井の字の真ん中に点で
どんぶりと読ませるかご存知だろうか?
この漢字、実は純粋な日本創作された和製語。
この文字より先、独特のフォルムのあの容器が存在した。
その容器を井戸に落とすと、水面に落ちるときに
どんぶりという音がしたから、
井戸に落とすという意味で、井の字で
読みは、どんぶり になったそうだ。
名称の発祥はいろいろとある。
近年の多くは、外来語ばかりになっている。
対して日本で作られる言葉
元来の言葉の略語が多い気がする。
この丼と言う言葉、
当時は、
「あの独特な茶碗に飯とおかずを一緒に入れてくれ」
「あれ?」
「ほら、井戸に落とすと、どんぶりっていうあれ」
「あーどんぶりね」
「そう、どんぶりで」
「じゃ、俺もどんぶりにすき焼き肉と米を」
「おれも、」
「俺も、牛肉をれたどんぶりで」
「あ、では、牛肉をどんで」
「じゃ、、牛をどんで」
「牛丼ください」
となったといえる。
もし丼物を正式名称で答えるとした。
牛丼は
独特のフォルムの井戸に落とすとどんぶりと音がする茶碗に
すき焼き肉をご飯の上に乗せた料理
となるだろう。
かつ丼もおなじように
すき焼きがポークカツレツになるようにだ。
丼という字は擬音から始まり、
略称のために、どんという響きだけになったというのは
日本人の言語文化の象徴のようなものと感じられる。
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