2017-12-29

好況

経済活動が活発に行われ、
生産と消費・投資が前年(前期)比で相当の伸びを示し、
国民所得も増加する景気の良い経済の状況
好況は好景気と同じ意味。

2017年は、定義的には好況とされていて、
数字上ではその定義通りになっている。
日本人は実は稀有な定量が好きな民族。数字が好きである。
偏差値、GNP値など、数字の向上が自分たちの成長、幸せにつながってきた。
そう信じてきた。
しかし、実際問題、数字上の好況で得られるのはなんだろうか?
そして、数字が多いことが幸福につながるか?
最近もたらされた、ブータンのGNH(国民総幸福)の高さというものがある。
かの国は総じて経済水準が高いわけではないが、幸福とされる。
その幸福についてGNH(国民総幸福)で測ろうとした日本人はしてしまうが
その測るという考え方がすでに幸福ではないとされる。

好況=幸せを実感できなくなったことが明確になってきた2017年。
このまま、当分好況は続くだろうが、日本人個々人として
何を求め生きるべきかを考えるそんな2018年になるのでは?

2017-12-28

高益

高い利益のこと。
2017年はいろいろな老舗企業が過去最高益を出していることが目につく。
企業の経営側は企業努力を口にするが、、、、
言えば言うほどダメだといえる。
景気の波に乗っただけのところもある。

まして、日本という国の国民性は、出る杭は打たれる。
それがえげつなく、
コストカットされた従業員層は「給与をあげろ」
値上げさせられた得意先は「値下げしろ」
と最高益の情報をもとに、詰め寄ってくる。

情報開示義務がグローバル化で当たり前になるなら
儲かっている人間を妬み、嫉み毟り取ろうとする日本国民の国民性も
どうにかならないものか?

この国民性ゆえ、
外国人役員が日本における報酬情報開示にかなり難色を示している。
自国であれば、それだけ優秀と評されるのに、
日本では、
「悪いことを儲けているのでは?」
「儲かっているならもっとまけろ!」
とビジネスリスクにしかならないことに、、、、

2017-12-27

縷述

事細かに述べること。
相手への情報伝達は縷述であるべきか?
多くの人は、そうだというだろうが、
僕は逆に縷述な情報ほどいらない。
なぜなら、人間は脳を持つ。
その脳で、相手である僕が必要としている情報を提供してくれればいいわけで
無駄な情報はいらないのだから。

しかし、現代社会はおかしい。
~必要ないのにすべての情報を知りたがる無能力者
~すべてを知らないと言い訳する責任者
~上記の人間ってそもそも情報処理できないという事実を指摘しない世間
それゆえ、情報が縷述すぎて、
真に必要な情報が全く整理されていないことのなっている。

ネットで言われるまとめサイト、、
僕からすれば、情報の切り抜きラミネートであり、
縷述な情報をまとめているとは到底思えない。

2017-12-26

被視

見られていること。
日本人は見られているという感覚になると
~きちっと身なりを正す
~悪いことをしない
となる社会性がある、、、あった。
それは、周りのみなさんに溶け込んで、目立たなくするためであったが、、
自己主張、自撮りなど、自分を周りから離れることを求める。
それゆえか、モラルハザードな行為が多いような社会になっている。

見られることへの恥じらいを失ったことは
日本人として、日本人らしさを失ったと思わないのは
僕くらいなのかなあ?
どうも、、社会の目指す方向性とあるべき姿がおかしく感じる。


2017-12-25

教訓

おしえさとすこと。またその言葉。
と言いながら、現代人の教訓を言用は、過去の失敗をあげるだろう。
現代人は人からの教えをあまり有難がらない。というよりも
教えを受ける行為で満足して、その内容についてはあまり興味ない。
講演会
セミナー
など、参加することばかりでそこで学んだことを活用している人材を
僕の管轄外が見たことがまずないからね。

では、現代言用である、教訓で重要なことは何か?
失敗することである!
~してはならないこと
~注意すべきこと
を学ぶことになるのだが、これまた現代社会の悪い傾向で
「効率的ではない」
「失敗をした責任」
「一度失敗した人間には二度とチャンスを与えるべきではない」
という考えが蔓延している。

教訓を言えるが、それを活かす場は失敗を味わった環境では無理であり
そして別の環境では、失敗したことを隠すべきとなる。

なんか、、、愚かな社会ではないか??って本当に感じるなあ。

2017-12-22

次官

主に長たる官職に次ぐ高級幹部の官職。
ではない、実質のトップのことを言う。
これは日本特有の社会文化というべきである。
日本は奥ゆかしいというか、人の上に立つことを忌み嫌い、
その次の地位を最高位に考えることで成り立っている。

考えてほしい。
摂政
関白
執権
管領
大老
などは、必ず、天皇、将軍という地位が最高位にあるのに
その下のその地位が采配をしている。

そして、現代もよくよく考えれば
総理大臣
という言葉も、、大臣、、臣下という意味であり
その主君は国民という無権力対象を頂において采配している。

日本古来の文化かもしれないが
グローバル的に考えて、No.2がトップの国という発想は
そろそろ限界ではないだろうか?

日本と英国の
総理大臣
prime minister 最高位聖職者
は今後もそういわれ続けるべきなのだろうか?って考えてしまうね。

2017-12-21

虻蜂

虻とは、蜂に似た大きなハエ
蜂とは、飛んでいる蟻
というべきだろうか、、、
でも虻蜂といえば
虻蜂取らずという諺
欲張って二つのものを同時に手に入れようとしたために、
結局はどちらも得られず失敗することを指すだろう。

日本を大局的にみると本当に虻蜂になっている。
グローバルと言い出して
~効率化
~経営主導の舵取り
を目指しているくせに
モノづくりというスローガンで
~現場のカイゼン力
~職人による高品質
と言っている。

バカ、両立できると言い張っていたため
この日本の衰退ぶりをどう説明する。
いい加減に、虻蜂取らずをあきらめるべきなのに、、

2017-12-20

違和

全身の調和が破れること。
体の調子が思わしくないこと。転じて、他のものとしっくりしないこと。
現代人は違和とは使わず、違和感という単語で使う。
忘れていけないのは感、、感覚であること。
しっくりこない感覚は今までと違うということで、
違和感=間違いではなく、場合によっては新たな基軸の始まり、
旧価値観から変革になるかもしれない。
和とはその時点の民意、多数決を示しているといえる。
そして、現代社会は和よりも斬新さ、新しさに価値観を求める。
和であり新しさを求めることへの矛盾も理解しきれない輩が多い昨今。
僕からすれば、現代人の存在そのものに違和感を感じてしまうがね。

2017-12-19

略奪

攻めて奪い取ること。
日本語で書くと悪い表現になるが、
これができない以上、グローバルビジネスができるとは到底言えない。
だから日本人は成功しないって言い切れる。
強盗、窃盗ではなく略奪だ。
古来から拿捕という行為は正当化されていたが略奪そのものだ。

相手から奪うということは悪いことと思うほうが負けとも言える。
既得権益を新興勢力が席巻することは既得権益者からすれば略奪されたという。
技術的な発見を行ったとしても、それをビジネスルール化させたほうが
利益を得るといえるが、技術的発見者からすれば略奪されたと思うだろう。

いろいろな言葉で人間は正当化させる表現をするが
これだけ人間が地球上にあふれている今であれば
存在していること自体、他者から何かを略奪していると言い切れる。
それを自覚したうえ、もっと他者から奪うことが出来る人間が
現代社会の成功者であり、綺麗事をいうだけの存在は敗者、愚者と言い切れる。

2017-12-18

足並

複数の人や馬の足の運びのそろいぐあい
転じて
考えや行動を同じにする。
能力主義で足並みを揃えるが逆に使われると腹が立つ。
つまりは、優位に動かしているに、遅れをとった愚者が
「足並みを揃えろ、勝手進めるな」
とあたかも、自分ができてないことが当然と言い出すことに対して
進んでいる側が
「自分の負い目を隠すな」
と言い出してしまうと、有能な側が世間から責められる。

社会は基本、バカへの引力が強い。
あえていうなら、足並みを揃えるということは
能力を否定する愚者の弁護の意味でしかないということを
意識しないとならないのでは?

2017-12-15

食過

自分の許容量以上に食べてしまうこと。

世間でいう炭水化物ダイエットとかいうが、
江戸時代の食生活を調べると
成人男性は1日5合
も食べていた。
それも、ほぼお米だけの食事だった。
当時は今の逆で玄米から白米に流行が変わっていたので
白米での5合だった。

では、
みんな肥満だったか?
自制心がなかったか?
そういう記述はそう多くない。
また、江戸では算術が流行っていて、
数学問題は神社に奉納するくらい頭のいい庶民が多かったくらいだ。

そもそも、
4大文明の誕生は、炭水化物が大量に生産できる土壌、河川流域である。
ナイル
チグリス・ユーフラテス
ガンジス
黄河
で、小麦、米、、炭水化物が多くできたゆえ、
生きていく以上の文化活動が芽生えた。

炭水化物がいっぱい食べられることが人間を豊かにしてきたのに
それを食べることを否定するとは人間は、、、

ある意味、ほどほどがいいのか??

2017-12-14

反抗

服従(しようと)せず、はむかうこと
基本、体制に対して反対勢力に向けて使う言葉だと思うし
それが日本語だと思う。

一流企業の社員たちが真面目に下記の会話をしている。

上司「これを終わっていないがどうなっている?」
部下「なんでそんな反抗的な目をするのか?」
上司「反抗的ってお前、言葉をわかって使っているのか?」
部下「そういうあなたはパワハラという意味をわかっているのか?」

高学歴で親に甘やかされてきた社員。
頭よいかもしれないがバカなので
上司も大変だ、、そしてこういう社員ほど大手企業は辞めさせられない。
こんなレベルの社員たちの累積で、大手企業はダメになっていく、、、、
???!!!!
ある意味、まさしく彼らのような存在こそ、会社そのものへの反抗そのものなのか!!

2017-12-13

有給

給与対象とみなすこと。
日本においては、年次有給休暇を略してこういう。

日本は有給休暇消化率が低い、、
どの基準で言っているんだ?
そもそも、有給という概念がまともにある社会制度がある国自体が
グローバルでは一部にすぎない。
そして、会社が確定申告を代行するなんて、グローバルでみたら
社会主義国家のように見えてしまう。

有給を使うということは
それは、自分の役割を放棄、もしくは他人に委譲して
自分の実績から外すリスクがある事実になぜ日本のメディアは注力しない。

都合のいい数字で社会を変えようとするマスメディアの浅はかな情報操作は
滑稽なレベルに感じてしまう。

休むかどうか、その分の実入りを損失するリスクをとるかどうか
個人判断であり、それをガタガタいうことがなんかおかしくてならない。

2017-12-12

唯一

ただ一つで他には無いこと。
個人主義、相対評価の現代社会において
当人を特定させる唯一のIDが必要だ。
現時点において、日本では
メールアドレスとマイナンバーがそれに当たる。

とした場合、古来から個人を特定するために存在する
名字と名前の組み合わせはその機能を失っているといえる。
名前で当人を特定できない以上、よくよく考えれば
つける必要もないのでは?

近い将来、そうなるかもしれない。
別に名前をつけるないのではなく
法的な根拠が薄くなり、その場しのぎのハンドルネームが
名前という存在を呼称するようになるのでは?

2017-12-11

虎狼

とらとおおかみ。
また、 欲が深く、残忍なことのたとえ。
古来アジア圏では、社会は社会として機能していた。
私欲が社会悪であり、もしそれを追及するとしたら、
それは謀反であり、下克上、新しい価値観として
新しい社会になるのだが、多くの人はそれをできずにいた。

現代社会は私利私欲の時代。
みなが根拠なき虎狼の時代。
これを社会というのはどうだろうか?
なんか
現代社会が社会に感じられないのは僕だけ?

2017-12-08

清浄

清らかでけがれがないこと。
抗菌やら無菌、クリーンルームなどで徹底した清浄を目指すことが多い。
しかし、けがれとはないか?それは俗であること。
「水清ければ魚棲まず」
という諺があるように、清らかであり、けがれがないことが
正しいとは言えない。
抗菌などを徹底することで、
他人をけがれという蔑みの感情
けがれに触れることへの免疫がなくなる
など、俗で生きていくことを困難にさせる要素が多い。

清浄であることが必ずしもあるべき姿と思い込むのは
リスクでしかないといえるだろう。

2017-12-07

轢逃

乗り物を運転している側が対象を轢いてしまったまま、その場から立ち去ること。
近年、車載カメラの普及や防犯カメラの設置で、
自動車事故の原因がわかりやすくなってきた。
それとは逆に危険度と暴走的になっているのが
自転車の轢き逃げ である。
自転車にはナンバープレートもなければ
走っている車種なども特定しづらい。
だから走って逃げることが容易だ。
そして、たちがわるいのは
走って逃げようとした人を被害者が捕まえようとすると
捕まえるほうが暴行罪になる事例があるということだ。
捕まえようとするくらいだから、被害による怪我、事故なんてないって
平気で言い出す輩も多いという。

ある意味犯罪の検挙率というものは、
申請を認められてはじめてであり、申請されない、もしくは
逆に扱われる愚かな事例があることを考えると
現代社会が歩道のほうが危ないといえる。

ある女が
サングラスとマスクをして、自転車をかっ飛ばしている。
彼女の発言は
「顔を出していたら、顔を覚えられて犯罪に巻き込まれるから」
とのこと、、、お前こそ犯罪を巻き起こす予備軍の発想ではないか!

2017-12-06

総務

ある企業において
「健康のために、2階くらいであれば階段を使おう」
というお触れを全社メールでだした。
同日午後に、同じ部署から
「不用意に非常階段を使わないように」
と全社メールがでてきた。

建物の構造上、階段がひとつしかないのに、
言っていることが真逆に感じる。
この矛盾への指摘に対して、その部署は
「自分たちは自分たちの業務をこなしているので
 文句を言われる筋合いがない」
とのこと。

まー、これがだいたいの総務の仕事。
基本的に、生産性、協調性がない人間で
その事実認識が皆無で
自分が優秀と思っている人が送り込まれる部署。

総務というが、雑務でしかないことが多く、
AIによるRobotics Process Automation が進めば進むほど
いらなくなる存在。
しかし、上記の認識があるように、自分達が重要と思っている人間が多いだけに
その会社がこの先市場に残れるかの判断基準のひとつに
総務の地位をどう変えていくかがあるといえる。
他社への業務改善を推奨している会社ほどの矛盾を抱えていることが多いのは
僕のビジネスへの関わり方の偏りによるものだろうか??

2017-12-05

反応

生体が、刺激を受けた結果として変化や活動を起こすこと 
もしくは
二種以上の物質の間に化学的変化が起こること

日本語では一言だが、英語では
response
reaction
などいくつかの意味に充てられる。
これは根源的に、IPO input/Process/Outputの結果であり、
定説、因果につながる言葉といえる。

もっとも、科学的な反応は定義できるが、
人間の気持ちに関する反応は一定の法則がないだけに難しい。
昨日までOKだったのに、今日になったら怒り出すとか
反応が難しい、そこを読むことが人間社会に求められる。
心理学
マーケティング
そして、洗脳など
人間反応行動を支配することが
社会的優位に立つということになり、
人間の反応とは、社会の動きそのものといえるだろう。

2017-12-04

締付

強くしめること。転じて、言葉・態度などで圧迫すること。
現代社会では、締め付けられる側の見解、、つまり被害者妄想が蔓延している。
締め付けられるということは、それが必要になっている事実があったこと。
つまり、庶民どもが庶民同士でもめたからそれを抑制するために行われた。
庶民のために行ったことに、庶民が無責任にクレームをいうことって
もう庶民を守る政治、為政をする必要ないのでは、
真面目に現代の規制行為の目的が無意味に感じてならない。

2017-12-01

体温

体の温度のこと。
世代にもよるが、摂氏37℃をどうとらえるか?
現代の若い世代はもう病レベル。
団塊世代は、ちょっと高いというレベル。
と認識差が生まれ、稼働遂行のポイントでその体温で争点になることもある。

現代人の体温は低くなっているといえる。
それはある意味、免疫力、そして、運動機会の低下でしかない。
技術の進歩により、
~衛生、滅菌を徹底することで、人の免疫力がなくてもよくなっている
~交通手段、ロボット化により、人間が自ら危険、負担せずに済む
ことにより、現代人の可動が全くなくなっている。

それゆえ、人間は自分で自分を鍛えることを意識しない以上は
どんどん退化していく。
便利になることは、社会として進化だが、
その代償として、人間が生物体として生命維持に関しては退化するということかな?