2022-05-31

憐憫

ふびんに思うこと。あわれみの気持。
この思いを持っていること自体
ある意味、見下しているということを理解すべき。
憐憫の感覚があるくらいなら
自らその環境に身をさらして、その憐憫さを解消させるべき。
憐憫と言う感情で自分は共感してあげているという
見下しが僕には鼻についてならない。

僕自身、、、憐憫について?と問われれば
そう思われ続けてきた他者からの振る舞いについて
今度は立ち場が逆になることが目的であり、、
憐憫に思うどころか、、、ざまあみろ!と思う反骨精神こそが
精神の糧かもしれない。

2022-05-30

扈従

貴人に付き従うこと。
扈の字だけでも、、従うという意味を持つが、
扈従と意味を重ねての言い方になっている。
現代社会において、
貴人とは
付き従うとは
もう定義どころか、そういう考え方すら非難されることになる。
平等、個人尊重、そして非正規、ジョブ型という社会。
でもさー、、批判する割には
敬語尊重
正規雇用の肩書重視の判断軸
は変わらない。

そもそも、日本の社会制度自体が
扈従で成り立ち、、今は、、、アメリカさまさまだけじゃないの?
アメリカさまに、、平等、個人尊重とか押し付けられを
国家をあげて扈従しているだけって気づけないのかなあ?
日本人は。

2022-05-27

肩代

負債や面倒な仕事などを他にかわって引き受けること。 
そもそもの語源は
駕籠(かご)かきなどが、かつぐのを他の者と交代すること
である。
肩に対しては同じような担ぐイメージから派生が
肩代わりの他に
・肩の荷が下がる(肩が軽くなる)
・双肩にかかる
・肩書
・肩を貸す
など、、日常使いの慣用句ばかりだ。

人間の債務の器の意味での肩であり、
ある意味、社会人としての生産性の単位って言っていいかも?
それゆえ、社会人としての肩の度量で肩身が狭くなったりするのかな?

2022-05-26

祐筆

貴人のそばに仕える書記。書記官。
役割は現代社会でも通じるのに、
祐筆から書記に呼称が変わっているような。

役割は同じでも呼称を変えていくことで
その仕事への注目度、モチベーションが変わることが多い。
現代社会ならカタカナ化がそうだろう。
葬儀屋=セレモニースタッフ
課長 =マネージャー
とか、、やっていることは昔ながらの仕事なのに
まー、僕の場合
マルチで仕事をしているので、肩書や呼称が変わるが
結局、シンプルかつ昔ながらの言い回しのほうがよく感じることがある。
それだけ、呼称なんかより仕事の質を見抜けているということだがね。

2022-05-25

烏滸

おろかなこと。ばかげたこと。ばか。
烏滸の沙汰、、、
読みは???
オコとのこと。
烏滸とは、水際で騒ぐカラスの様で、うるさい、騒がしいという意味で
わきまえない輩の意味である。

古い表現なので、なかなか使わないかなと思うが
実は
「おこがましい」
のおこが烏滸であるので、、
少しは残っているようだ。
本来の意味が消えてしまうのは言語の進化の一環かもね。

2022-05-24

博士

多くの国の高等教育機関・体系の中で与えられる学位のうち最高位のもの。
ある意味、特定の分野のエキスパートとなる。

そうなると、、博士という言葉がおかしい。
博士の博の字は
「物事をひろく多く知る」
という意味である。
しかし、、最近の博士たちは一般常識もしないで
研究や好きな分野に引きこもっている。
それが許される現代であれば、
博士ではなく、、
専士にすべきではないだろうか?
こういう漢字の理解もない輩も多いのに、、何が博だろうか?!

2022-05-23

湿潤

体が本来持っている自己治癒能力を最大限に活かし、
痛くなく、早く、きれいに傷を治すこと。
~乾燥させず
~きれいな、無菌状態で
を維持することで体液をもとに身体部位を再生させる。
、、、、
よく考えたら、、人体はまさに3Dプリンターそのものだ。
~原料となる液状の素体
~その液体の積み上げ
~その液体の立体化を遺伝子という設計図に緻密に
で成り立っている。
対して、外科、移植手術はある意味、溶接加工のごとく。

ちなみに、その湿潤による3Dプリンター発想は再生だけでなく
~目ヤニ、はなくそ、耳垢
などの汚物排斥も同じ仕組みで、粘膜などの販液体が異物を包み込んで
硬化した3Dプリンターだろうな。。

技術の源泉はまさに身近な事象なんだなあ。

2022-05-20

侵襲

医学で、
生体の内部環境の恒常性を乱す可能性がある刺激全般をいう。 
投薬・注射・手術などの医療行為や、外傷・骨折・感染症のこと。
簡単に言えば、治そうとすることで発生してしまう別の身体的負荷といえる。
最近は医療活動をするときに
最小な侵襲ですませるようにと技術進歩が目覚ましい。
なぜなら、その治すべき箇所を治療してもその侵襲による痛みが残っては
医療訴訟になりかねないからだ。
良くしようとして、、そのトレードオフも嫌がる現代人の強欲さ。
何も損をしないことが当たり前になっている社会は
六道でいう天道なのか、
いやまさに生き餓鬼道だと僕は感じるがね。

2022-05-19

誤入

誤って入力。
IT化、デジタル化と言われて久しいが
未だ社会は誤入力への責任追及がおかしい。
誤入力した側に責任があるに、
「使い方が難しい」
「すぐに直せないシステムが悪い」
とか言い出す始末。
機能としては、紙に書いて提出すると同じことなのに
画面入力を軽んじていないか!
こういう考え方をしているから
デジタル化が進まないわけで、
できない奴を徹底的につるし上げることで
抑止効果になることを社会は学ぶべきだ。

誤送金をして、それを返さない事件があるが、、
返さないバカ以上に
そもそもそんなバカに多額な金を振り込んだバカの責任を
追及しろよ。
そこを軽んじるから、またこういう誤入力バカがふえるんだろうが。

2022-05-18

自重

そのもの本体の重さ。
エコを考えるときに自重責任論も考えなくてはならない。
例えば、1tの荷物を運ぶ際に、5tトラックをで運ぶとしたら、
その移動エネルギーは
・1tの荷物
・5tのトラック
・ガソリン
・運転手
・備品
と、、約6.3tくらいの移動エネルギーを使うことになっている。
1tのものを運びたいだけなのに、、
そして、その移動によって消費されるのは
・ガソリン
だけでなく、
・走った分のタイヤの減耗
・走られた舗装道路の摩耗
など、いろいろなところに負荷をかけていることになる。

自重移動をより少なくさせることがこの先のエコのはずだが、、
それぞれの産業界や既得権益には難しい論理だし
それを認めると自己の存在否定になりかねない。
エコ はいつも エゴ に負けるものだ。

2022-05-17

構想

考えを組み立て、まとめること。
現代用例は、政府、大企業などの大きな組織体でのプロジェクト推進かな?
でも、、構想ってなるとだいたいその通りにならないことをみる。
構想を考える人材が新しい発想というか
構想検討中にも新しい概念、技術、トレンドが沸き上がり
構想確定に時間をかければかけるほど、時代遅れの古いものになってしまう。
日本の電算化構想
IT改革
e-Japan
DX推進
とか言っているが、、どれもまー失策甚だしい。
その中でも大きくDXをしたのは、、
TV地上波をアナログからデジタルに変える、、地デジ化かな。
確かに、構想は2000年からで約10年くらいはかかっているが
その切替特需とそれに伴う配信側の改革はいろいろと社会変動をもたらした。
地デジ化の構想を成功例に、納期、制約を前面に押し出して
その先の可能性を見据えるものがこれからの構想なのでは?
専門家、、有識者の意見はその当時でもレガシーなのだから
もういいから、可能性への賭けにでることこそ、構想であるべき。



2022-05-16

汽車

日本の鉄道が蒸気機関車が唯一の動力源であったことからこの名が生じた。
今では電車が主流であり、汽車と呼ばれるものはなく、
お年寄りが未だに、、、もうその世代は鬼籍に入っているか、、、
ただ、、
中国では汽車といえば自動車のことで、
日本でいう汽車のことは火車となる。
本当に、古今東西だこと、、、

でもこれからは、、
鉄道は電車から磁力になるから、磁車
自動車も電動化すると、、電車
になったり?
いやいや、、この時流では、、車ではなく、xV(xxxx Vehicle)になるのか、

2022-05-13

水枕

ゴムなどでつくり、中に水や氷を入れるまくら。頭を冷やすのに使う。
昭和初期は氷嚢袋とか言っていたがそれが死語になり
この水枕でさえも、死語になるだろう。
最近では、冷却ジェルの商品名がその代表格になりつつある。
言葉がなくなることを悲しむわけではなく、
言葉がなくなるタイミング、その生き証人になっていることに
どう向き合えばいいか?

幼少期に、祖母が電車を汽車と言い続けているのことに
「汽車じゃないよ、電車だよ。電気で動いているんだから」
と子供だから辛辣に言い続けた。
祖母は言いなおす、覚えなおすことがきつかっただろうに、、
これから、、自分もその祖母と同じ指摘を若い世代に言われるのかな?
何?水枕って。とか。

2022-05-12

親権

成年に達しない子の父母のもつその子に対する
身分上および財産上の権利・義務
僕から言わせてもらえば、権利ではなく義務。
そこまでの覚悟で子作り、子育てだと思う。
少なくても、うちの両親はそうこちらに指導した。
・子供が他人にかけた迷惑は自分の監督責任、損害賠償は自分にある
・子供が怪我をしたら、その行動を指導して再発防止させる
で育てられた。

考えてみれば、こうあるべきでは?
子供が無邪気に騒ぎ、迷惑を受けたときに
親が出てきて、
「本当にすみません、こら、バカ息子!」
って折檻したらこっちだって
「まーまー、お父さんお母さん、お子様も悪気があってやっていないので」
と言わざる負えない。
そうやって、社会的バランスで成り立っていたはず。

今はなんだ、
「うちの子が悪いわけない!」
「大人なんだから、我慢しろ!」
「うちの子が一番」
って平気で言うバカ社会。
これでは互いの歩み寄りにならないではないか。

真面目に現代の子育て、、考え直してほしい。
もっとも、僕は子育てというか次世代問題という発想がなく、
寿命、人口減問題より意思の電脳化に投資しているから
親権そのものに懐疑的、存在悪に思うがね。

2022-05-11

春化

植物が冬の低温状況に一定期間さらされることによって、
開花もしくは発芽能力が誘導されることである。
英語でいえば、Vernalizationのこと。
vernalとは、萌芽、成長を示す意味である。
日本の四季は時期、期間の意味以上に
その時の変化を代弁することが多すぎる多義語すぎる。
春:萌芽、誕生、進級、好転
夏:大きなうねり、大型休暇
秋:収穫、晩年、離別
冬:末期、終焉、苦難
と日本人ならイメージできるが、、、
外国人には難しいかな、、

2022-05-10

習練

じょうずになるように、繰り返し習うこと。
同じ音であるシュウレンに
修練
収斂
があり、、意味もかなり似ている。
どう使い分けるか、
習練は反復動作
修練はtry & error
収斂は効率化、最適化
といえよう。
まーー、使い分けることは、、口頭では不要か。。


2022-05-09

就活

就職活動。
毎年のように、大手の採用基準について
~フェアじゃない
~もっと平等に
と文句ばかり。

入りたい学生の思いばかりだが、
すでに現役の社員のマインドや経営指針に基づいての採用であり
社是に合わない人材を選考基準に基づき、採用しないほうがのちのち
~労働争議を起こされて本業に支障を起こしてしまう
~会社に貢献した人材がハラスメントを理由で離れてしまう
リスクになる可能性がある。
どうも、ポジティブな可能性ばかりに注力するが
企業はリスクマネージメントのほうが重要ということを認めようとしない。

はっきりいれば、日本はまだ資本主義である。
資本に基づいての雇用采配をすることは自由であり
そこに文句を言うのは
財産権の侵害ということを理解していない愚かさを感じてしまう。

2022-05-06

特区

よそでは公に許さない事を特別に(試行的に)許す地区。
基本、他では許されないことが出来るとか
許可なく挑戦できるという特別なエリアとなっている。
しかし、思う。
必ずしも、国民を甘やかすだけの特区でなくても。
その特区では、許されない、通常の行為すらできない
という特区もあるべきでは?
そんな虐げることに意味があるのか?
と庶民はいうが、
その発想が統治を万全にする。
~そういう特区送りにはなりたくない。
~特区に比べれば今の生活はましだ。
という感情を揺さぶることで、民意高揚をさせる施策もあるべき。
今や欲望の飽和状態、いくらその欲望を満たす施策を出しても
満足どころか、不満しか言わない庶民、国民。
それで治安が悪くなり始めているのであれば
そろそろ躾けなくてはならないと統治者目線では確かなのだが。

2022-05-02

専科

何かある特定の分野を専門とするの意。
専科の容認は諸刃の刃。
メリットして、その分野において、深い研究が行われ
人類的発見につながる、今までにない新しいことが見いだせる。
デメリットとして、専科を認めることで、それ以外のことをしなくていいとなり
社会というものから特別視、隔離した存在を生み出すことになる。
専科したことで得られる可能性は極めて薄いというか
ニーズにあっているか、社会的に理解できるかという壁にぶち当たる。
有用性のあるかどうかわからないのに、研究し続けることに
価値を感じることは現代社会は効率化の支配では認められない。
専科思想の学術界、、、存在すべきだろうか?
もっと、産業界に入っていく、、いや自分の研究費は自分で稼ぐべきで
国からの助成金、補助金頼みの研究が当然って異常では?