2018-07-12

仲介

商学用語では取引が行われる際に、
売り手と買い手の間に入って話をまとめて契約を成立できるようにすること。
現代社会において仲介業の存在が難しい立ち位置になっている。
インターネット普及、電子取引の安全性などから、
生産者と消費者がダイレクトで売買が容易にできるようになった。
それゆえ、卸の存在が中間マージンの搾取者とみなされた時期など経て、現在は在庫管理や物流統制などのビジネスモデルを変えてきた。卸業の業態というものが変わってきてしまった。
卸はモノの仲介業。対してコトの仲介業が今、これから問題になるだろう。
形而上で見えない、触れない、コトという存在における仲介。
存在しない対象に存在しない付加価値をつけることに、支払い先が納得するかどうかの説得力、立証力が求められる。
そして、消費者の発言力がSNSで高まっている昨今では、
仲介者という存在は
消費者からすれば、売り手側の一味
生産者からすれば、買い手側の代表窓口
とみなされて、矛先の対象になりやすい。
仲間とみなされて仲間ではない孤独感に耐えられるかが、
仲介を生業する者には問われるといえる。

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