蜂蜜を作ってくれる蜂という認識だと思うが、
実はそれ以上に重要のは、果実の受粉だそうだ。
果実はめしべにおしべの花粉が付き、それが受精して初めて果実になる。
その受粉行為は人的に行うより、
蜂の蜜採集で行われるとき、蜂自身に着く花粉を介しての受粉が一番いいらしい。
これは自然の長い歴史で
受粉を蜂に頼る植物はよりよく受粉できるように
蜂の行動に合わせて、蜜の位置、おしべの花粉の位置を工夫して
また、雌花側もその花粉をうまくつけてもらえるように
進化して来た結果であり、それに従った蜂もまた進化した結果となっている。
蜂と植物の共存関係が成り立っているといえる。
それだけでなく、その蜜蜂と植物を生業にしている人間も
その共存関係の延長上にあり
養蜂家
農家
持ちつ持たれつの関係だそうだ。
それゆえ、
先の蜜蜂を盗む事件というものは
蜂やその蜂蜜を盗むという行為だけでなく、
自然の共存関係
人間社会の共存経済
をも脅かす大きな事件だった。
たった1cmくらいの蜜蜂かもしれないが
それが自然、人間界において大きな役割を担っているとよくわかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿