2013-05-21
程々
「お客様に最高の成果物を提供すべきだ」
建前的にはそうだろう。
しかし、それは無理であってはならない。と言い切れよう。
お客さま視点での最高の成果とは
無償で思い通りというところが極値である。
対して、
市場経済には
価値
原価
需給
というものが存在する。
無償で思い通りだった場合、
それを無償にさせるために犠牲になっている人は
無償どころか、犠牲になるし、
いいものはそれなりに価値があり、高いということが前提でないと
市場というものが機能しなくなる。
20世紀的な発想だと
市場原理は
いいものを市場競争をさらして
どんどん安くしていくことがなりたった。
その結果、地球規模での寡占独占が起きて
市場原理の破綻を招いた。
21世紀的にはそうではなく、
それ相当の価値を維持するために
市場を使う時代と思う。
ある意味、価値相応の程々に調整できるかどうかが
求められる。
今までの価値観、とりわけ日本のものづくりの発想では
難しいことといえるので、ある程度の自然淘汰が今以上に起きるだろうし
これまで最上だった価値が最低になることも
この程々の理解の上では当然となるだろう。
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