2019-04-03

遠雷

遠くの方で鳴っている雷。実は夏の季語である。
夏の季語なのか?
そう感じることが多い、、というか自分はそう感じていた。
その理由はある意味なるほどだった。
自分の職場、自宅が比較的高層階に位置しているので
雷の発生が窓越しからよく見える。
雷は必ずしも夏だけではなく、晩春~秋口まで結構の期間発生を目にする。

江戸時代の日本であれば、薄雲の空に雷雲が光れば、
照明家電がないのだから、その明るさを遠くに感じ遠雷を思ったはず。
しかし、戦後は照明機器が深夜煌々と照らす社会なので
雷の輝きを地上で確認することは難しかった。
そして、今は高層ビルディングの台頭で、雲目線で雷をみることになり、
遠雷を再認識できるのだが、、、それは僕がそれなりの環境にいるからだと
ご指摘も受けよう。遠雷という表現ひとつで人のライフサイクルが見えるとはね。

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