人間以外のものを人物として、人間の性質・特徴を与えること。
人ではないものを人とみなすからこそ、見える人間性がある。
これは古来というか、世界中の人間の身の回りにあふれている、、
民話、童話が典型例だろう。
動物を人と捉えて、人間の本性を曝け出して読み手、聞き手に教訓を与える。
それにより、人間としての道徳性を身につけさせてきた。
もし擬人化させた動物ではなく、具体的な人間を登場させたら、
人間はその人を批判し始めるし、その具体的な存在とみなされた人は
教訓どころか怒りもしくは負い目で生きていくことが困難なるだろうから。
民話、童話の系譜は未だに続き、
マンガ、読み物、アニメ、部隊などで擬人化された表現で
人間性を表している。
皮肉なものだが、同じ趣旨、教訓を与えるものだとしても
下手に人間が登場した作品より
動物、怪異などが心情に訴えるほうが人に共感、感動を与えている。
いつも神瞰している僕からすると
人間は他の人間には共感しないが
人間以外のものへの気持ちは素直だといえる。
もしかしたら、人間というものは元来、他社との心情共有は難しい動物なのでは?
って気づいてしまう。
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