海の幸については、海鮮というが
山の幸は、、、と聞かれると??となるだろう。
しかし、採れたて、朝摘みということがそれにあたる。
違和感があるかもしれないが
それは日本の食生活の変化に現代熟語が対応しきれていない、
いや、日本語は進化しなくなったといえよう。
タンパク質という概念が皆無、希薄だったことに成り立った熟語だけに
山の幸には、肉食という概念が薄い。
それゆえ、植物系のものを当てているのだ。
今となってはご馳走には肉はつきものだが、
それはつい最近のこと。
海鮮とて、鮮の字にもあるとおり、
冷蔵、運搬技術がない昔は
なかなか鮮度の高いものを口にできなかった。
それだけ、海鮮の持つ意味は高価だった。
熟語が成立したときと今の生活がかなり違う。
この事実を考えると、日本語というものは
現代日本にそぐわなくなってきているといえるのだろう。