2025-02-05

懐古

昔の事をなつかしく思い起こすこと
良く言われるレトロブーム
英語の「retrospective(レトロスペクティブ)」
本来は過去を振り返ることを意味する。
となると、、レトロブームじゃないではないか!
レトロブームは
過去を振り返るのではなく
過去を知らない若者、外国人が古きものに
関心、、エモさを感じるわけで
新しいものの発見に等しい。
決して、過去を振り返っているわけではないだから、、、

どうも言葉の使い方を間違っているような、、
しかし、言葉は時代とともに変わるものだからって言われると
言葉の正しさ、、国語の授業の正当性を疑うことも
無理はないのでは??

2025-02-04

梓弓

梓の木で作った弓
ただの弓なんだが、それを神事に使うことなどから
万葉集から枕詞になっている。
春(張る)、引く(袖、心を)などに使われたり、、

しかし、今は弓が身の回りにないので
梓弓がイメージできないどころか
そもそも梓ってどんな植物?になる。
それもそのはず、、梓とされる植物は学術分類にはない。
カバノキ科の「ミズメ」
トウダイグサ科の「アカメガシワ」
など 葉の先端が尖った樹木 の総称になっている。

日本古来の概念、認識感は
今の欧米文化に浸食された現代ではイメージすることすら
あやまりになりかねない事実、
それで日本文化の維持ってなんかバカらしい。

2025-02-03

反物

着物に仕立てられる前の素材のこと
もう一般庶民はそれを買うことはないだろう。
これを買って着物に仕立てることなどないどころか
反物を作るのではなく、正規品に合うように生地を編み上げて
切れ端をださないことがロス回避として求められる時代になっている。

だから、生産量も減るし、技術進化も進まない
それゆえ供給が少ないので価格が高いとなる。
こういうものを伝統工芸、伝承問題を口にするのは
なんか社会に反していないかって思うように感じる。
必要性がなくなったことをいつまでも高い支払いを出し続けること
それこそ、、無駄遣いって言われるものではないかと、、