2016-06-20

注釈

既述の文章や専門用語についての補足・説明・解説のこと。
原本ありきで、それを注釈でまとめた書籍を起こすと
ある意味、同人誌に近いというべきだろうか?
同人誌レベルでは、名著になることはなく、その時代の人々に
名著をわかりやすく伝えるものになってくることが多い。
そして、注釈は意味を限定させ、そして注釈者の見解を織り込むことになるので
わかりやすいというより、原本を利用した自己主張になっていたりする。
そう考えると原本と注釈書は別の書籍になりかねないのだが、
なかなかそうはみなされず、、注釈が原本の意味とされて間違った見解が広がる。
だから思う、注釈書ではわからない、原本の真意をちゃんと把握しないとならない。
そう、真実は常に一つ、でもそれをどうとらえるかは個々人に委ねられている。
真実を知らずに注釈で議論したがる世間が実に怖いといえるようなこの時代に
強く原本回帰を求めたいものだ。

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