2020-09-30

蓬萊

古代中国で東の海上にある仙人が住むといわれていた仙境。
存在するようでしない土地。ある意味、極楽、理想郷、ユートピア。アバロン。
古今東西、こういう土地を心に抱いている。
人間は現世の苦悩から解放されるところを心のよりどころして生きている。
ある意味、虚地信仰ともいえるが人間がそれを抱き、信じることで
今を生き抜けるのであれば、その存在もまたあるべきものか?
逆に科学的にその存在を否定するのは、科学的立証かもしれないが
信仰の自由を迫害する人権侵害かもしれない。

2020-09-29

瑣事

 あえて昨日の表現に基づいて、、
瑣事、些事は異表記で同音、同義。
これを些細なこととみなすか、日本語の混乱さを嘆くか、、
人それぞれだと思うが、日本語という言語このままだと、、
漢文
古文
そして、近代文
と学科が増えそうだ。現代文という概念がすでに現代の文章と
表記、感性がづれているだけに、、このづれは瑣事、些事とは言えないレベルだけに。

2020-09-28

些事

 小さな事。つまらない事。小事。
どのレベルが些事になるのか?
個人主義の現在、自分が重要と思っていても他人には些事に映るかもしれない。
その認識の違いで人は争うことが多くなっている。
どんなことでも重要とみなすか、自分を含めてなんでも些事と思うべきか?
人間の器の大きさを問われそうだが、、些事であることかどうかは
当人の興味でしかなく、それに関わるかどうかであり些事であるかは
どうでもいいのかも?些事かどうか悩むこと自体、些事なことか。。


2020-09-25

叫喚

 大声でさけびわめくこと。
現代社会、叫喚するような場面は滅多に出くわさなくなった。
これってある意味、社会が安全である証拠なのだが、
僕からするとそれにより人間の危険への感度が薄れ
生命の危機を感じないきわめて危ない状況であるのでは?って思う。
叫喚する場面を経験した人間は行動が慎重になるし
適度な緊張感をもって生活する。
これが生命としてあるべき姿ではないかって思うのだが
これを理解できない現代社会だから人間は愚行を繰り返すのかな?

2020-09-24

介護

身体や精神が健全でない状態にある人の行為を助ける世話。
高齢化社会では介護するされるが大きな問題とされている。
楽観視している言われるかもしれないが
近い未来、介護の概念が変わると僕は見ている。
医療、サイバー、ネットワークの発展は
身体的制限を開放すると思われる。
移動する概念が
徒歩~動物利用~水運~機械機関~空運、、そして、VR
となったように、移動する手段、目的がどんどん異化したように
介護もそうなることは予測される。
身体的制限や加齢がどんどんなくなる未来はいいのか、わるいのか?は別として。



2020-09-23

口角

上下の唇の合わさるところ。
口角をあげることで、
表情を温和にさせたり、
若々しく見えるようになる。
ちょっと不思議に感じるのは
老化による皮膚のたるみは好々爺のような優しい見た目になるのに、
口角をあげることで笑顔になる。
人間の休まる表情とはなんだろうか?
いろいろと表情や心情をつかむのは難しいものだ。

2020-09-18

峻別

きびしく区別を立てること。その区別。
判断、英断とは峻別のことである。
そして、弱者のマジックワードは峻別を差別と言い出し社会混乱を起こさせる。
物事を変える、進めるということためには切り捨てが必要になるし、
その切り捨てを明確化させるために峻別が事前に行われる。
その峻別は明確なほうが正しいのだが
明確であればあるほど既得権益、現状至上主義者は峻別した側へ
自分たちが正当であるように、差別という言葉を使う。
差別そしてハラスメント、、僕かすれば
能力主義を認める以上はこの表現を社会から峻別しなくてならないと思うがね。

2020-09-17

理系

自然界を研究の対象とする学問。
文系、理系と対峙する言葉。
僕はこの文系、理系という分類について学生時代から
疑問で試験、就職で苦しめられた思いがある。
ちょっと考えてほしいが
証明という行為は数学で習うが
その証明の組み立て方は論理構成、、文章力ではないか!
文系には数学がなく、
理系には国語がない、
そして、日常生活では使わない英語が文理とも必須。
なんだ、この国の教育制度は、、、。
国立大学入試は多科目の試験があるのだが、
そのくらいの試験科目や総合力を養わなないとならないのでは?
そもそも、教育機関で学んだことがそのまま使えない社会なんだから
何か役に立つきっかけを多く学ばせるべきだ。

2020-09-16

碓氷

碓氷峠で有名な地域名。
これで、うすい と読むのは難しい。
同じ音で雨水は 水 なのに、この碓氷は 氷 なんだから。
ただ語源をたどると
臼井、碓井、碓日 を当てていた事実。
そして、万葉集の「日の暮に宇須比」で
ウスヒ は8℃を指すように、、そこから寒い冷たいからの当て字とも。
、、、日本の漢字も難しい、、そのうえでその漢字でも当て字をする地名人名は。
日本語はやはりグローバル言語には向かないだろうな。

2020-09-15

風塵

強い風によって地表面にあるちり・ほこりや砂などが空気中に舞い上がり、
視程(見通し)が一時的に遮られる現象
転じて、
きわめて軽いもののたとえやわずらわしい俗世間。
また、こまごました雑事を指す。
経済的には風塵な価値であっても、他人や社会全体として
その活動がないと成り立たないことがある。
だからその行動を強制的に、公共財を使って行うことがあるが
それさえも強制行為だの税金無駄遣いとか言い出す民意。
実際にその行為がなくなると、何も考えていない公権力と批判するのもまた民意。
僕からすれば、民主主義、民意を聞く行為そのものが風塵でしかないんだがね。

2020-09-14

恐慌

恐れてあわてること。
しかし、資本市場の社会になっている現代では
生産の急な低下、物価の暴落、支払不能、破産など
経済循環の支障をきたすことが多発していることをさす。
経済活動が人生ではないというか
国民の義務の一つが勤労であり、その勤労とは経済活動でないとならない。
そんな、、って思うかもしれないが、
もうひとつの義務である納税を満たすためには経済活動をしないとならない。
経済活動を伴わない勤労はある意味、趣味、ボランティアであり
それを勤労と認められるかは周辺の人たちの判断基準にされてしまう。
その判断基準が恐慌の源泉である。
経済活動を行わない人が多くなれば、
納税の義務を果たさない周囲とその結果、社会保障などで
自分の納税が使われるという憤りや無力感から恐慌的な発想になる。
恐慌は偉い人がおこすのではなく、
経済活動をしていない人が目につくと心理的に
恐れてあわてるから発生するという事実を
どれだけの人が気づいているのかなあ?

2020-09-11

長考

長く考えること。
将棋で次の手を考えていることを長考という。
おや?
長考と悩むはどう違うか?
全く違うと輩、、、、バカだからもっと長考、悩め、その思慮の浅さを。
基本的に脳内でシミュレートしていることがあり、
その答えが出ても出なくてもそうしている状態でしかない。
そうこうシミュレートすることが脳内刺激になっていいことだが
それをストレスとかもっと効率的に時間を使うとか言う発想が
現代人をバカにしているとつくづく感じてならない。

2020-09-10

潜在

外にあらわれず、内にひそんで存在すること。
あたかも、うまく隠れていたように言っているが
捜査能力のなさ
問題解決力のなさ
を隠している表現でしかなく、
無能である事実をうやむやにしているだけである。
潜在的なという表現が出てきたときは
当事者たちの無能さを理解しないとまた、
大好きな潜在的という表現にぶつかるだろうな。

2020-09-09

逡巡

決心がつかず、ためらうこと。しりごみすること。
なかなか使わない表現だが、この状態の人って身の回りにかなりいる。
能力主義と言いながら、相手の上げ足をとる現代社会。
その上げ足をとられないように逡巡してしまっている。
逡巡はリスクヘッジなのか、価値、結果を出さない無駄な時間なのか
それは当人に帰着するのだが、僕としては、、まーいいか。

2020-09-08

不信

信用しないこと。
信義がないこと。
要するに、対象者に対して気持ちが向かない状態。
そもそも論で言えば、自分以外に対して信じることがあるから
裏切りを思うわけだったり、いら立ちを覚える。
不信感を持つことは自己を意識すると同義だと思うが
こういうと哲学的に思われてしまう。
どうも人間は無駄に価値をつける動物のようだ。
他人を思うということに価値を感じたからこそ今の社会があるというが、
それゆえに自然破壊も永続的し続ける存在でもあるという背理も認めるべきなのに
そこは観ないことにするのはいかがなものか?
まー、人間を信じないからこそ見えている僕の眼だからこそか。。。

2020-09-07

惨禍

いたましいわざわい。
天変地異、異常気象ということで、最近は災害が多いと言われる。
果たして多いのだろうか?
過去の記録が詳細に残っていないが
伝承などで、神、龍、ナマズ、鬼の話や
治水や怪奇事象の多くは異常気象、自然災害だったのでは?
と思う。
また規模の論理で今のほうが多いというかもしれないが
人口比率、救済医療技術からすれば、
過去のほうが惨禍具合は高かったと相対評価できるのでは?
まー、人間は自然、ジオグラフィーには贖えないことは
技術の進化でも無理ってことかな。

2020-09-04

怠慢

なまけて、仕事や義務をおこたること。
ジョブ型、成功報酬というカタチで仕事を行う時代である。
怠けるという行為は、皆勤そして命令が前提であり、
能力評価と直結していない。
怠慢であっても結果を出していることは
勤勉であっても結果を出さないとことでは
結果を出さないほうが悪い時代になっている。
日本の道徳心からすると、これは結構危ない傾向、
道徳心があるから犯罪率が低かったのに、
成果結果の果てに、犯罪の増加は受け入れられる日本なのか?

2020-09-03

無難

これと言った特色はないが、格別非難されるような点もないこと。
平凡でまずまず無事といったものであること
果たしてこの時代において、無難に価値があるのか?
庶民が無責任に批判できる社会では
無難と評価されるモノが
「なんか価値を感じない」
「存在する意味がない」
「期待を裏切った」
と平気でいいだし、その風説の流布で無難が最低の評価になりやすい。
無難であることがリスクとなるとは
判断基準の混沌化、、無秩序な社会になっているともいえ
ある意味、危険な社会になっているともいえるのでは?

2020-09-02

助合

助け、助けられる。
ただ、、この言葉は甘えと成り下がっている。
~ボランティアが来てくれない
~譲ってくれない
など、助けられることが当然のようにと、、何を言っているのか?
それもわからず、助けないことが悪いと当然のようにいうバカ社会。
自助努力
能力主義
個人評価主義
を尊重する社会になったんだから
助け合いということは否定されるという事実があるのに、
それを認めないには現代人の行動原理が理解できない。

2020-09-01

霍乱

日射病をさした語。
鬼の霍乱の時にしか使わないが
現在日本で起きている熱中症はこの霍乱そのものだろう。
現代医学の識別での日射病と熱中症の区別が
漢方では出てきたとはいえないので。
となると、熱中症は現代病ではなく、古来からのでは?
なんか異常気象というが
古来から川の氾濫、熱中症はあったいえ、
統計を取り始めた今の情報があまりにも薄いのでは?っと思ってしまう。