ロシアのアムール川生まれの卵巣や精巣が未成熟の若い鮭で
脂肪率が通常の2倍以上、20~30%もあるもの。
滅多に水揚げできず、幻の鮭とされる。
僕が鮭児を知ったのは、社会人になって築地の場内の寿司屋で一貫食べたときだ。
それまで、鮭児なんて存在、それがどんな味かもわからないが
一貫だけあるのでどうぞって言われて食して驚いた。
今思うと、何も知らないからこそ驚くということもある。
今では、書籍ではなくインターネットで情報が簡単に取れる。
そして、その味も知りたければ、
金と情報があれば水揚げ時点からの情報で追えて食することができる。
情報過多の今、その味わいは情報としてすでに味わっているから
驚きも想定の範囲内になるだろう。
僕が初めて食したときの感動はもう若い世代に伝えたくても伝わらない
状況なんだろうな。
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