2025-09-24

出荷

顧客からの注文を受けてから、商品を市場や顧客のもとへ送り出すまでの一連の作業
四半世紀以上、業務システム構築に関わっているが
日本企業は出荷の概念が弱い。
はっきり言えば、出荷という概念が弱い
「物を買う」で取引が終わるとなっている。
それは国土、風土が関係していると思う。

外国の場合、国が広い、他国との関係があり
欲しいものが手に入らないことが多く
行商のように、頼んだものを持ってきてもらう
という概念がある。
買うのではなく
ほしい → もってきてもらう →支払い
が買うという行為になっている。

しかし日本は
自給自足の文化と行商と言っても
日帰りできる範囲での範囲に
生産者自ら出向き取引しているので
買うだけの行為しかない。

戦後、自給自足から第三次産業の登場で変わってきたが
渥美俊一の提唱するチェーンストア概念が普及したので
日本の買うという概念がそのままになり
出荷という物流概念は一般に普及しなくなっている。

それが消費者の利便性に貢献していることに異論はないが
だからこそ、その安寧の環境だと
個人トレーディングを転売って批判したり(需給、手配を考えたら当たり前なのに)
送料無料が当たり前
納期遅れにクレーム
と精神的にグローバル基準とはかけ離れた概念が生まれているのも事実。

0 件のコメント:

コメントを投稿