2015-03-30

棟梁

本来の意味は建物の棟(むね)と梁(はり)を指していた。
これらが高くそびえる位置にあり,
また建物の重要な部分であることから,集団の中心的人物,指導的立場にある人物にかわった。

実はこれ、日本独特の変換規則。

殿様    殿は御殿 つまり 大きな屋敷 に住む人
お館さま お館の主

が大名の代名詞になったり、

帝     御門  立派な門を持つ人
内裏様  内裏=皇居 に住む人

が天皇の意味でもある。

住まいがその人の呼称になるのは
日本の大きな特徴であり、同じ名字の親戚に自分を示す時に
・大通り
・角
のなど、自分の住まいの位置をいうことがあるのもまたその名残だし、
気づかぬうちにそう言っている。

でも、これって日本独特の感覚で外国人にはなかなか通じないのだが、
日本人はなかなかその事実に気づかないのは、
もはや心の鎖国は永遠なのかって思ってしまう。

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